壱岐桜の四季 と 真珠
壱岐には「壱岐桜」という海の水面に大きくせり出す珍しい桜が自生しています。
せり出した桜の木から落ちた葉もすべて栄養として海に還元されるという自然のサイクルで壱岐桜もきれいな真珠作りを助けているのです。
その桜が秋の紅葉を終え、葉がすべて落ちた頃「浜揚げ」といって一年に一度の真珠の収穫の時期となります。
浜揚げ作業はすべて手作業 まず筏から船に貝を移し、作業所まで運びます。
作業所に運ばれた貝はネットから取り外されます。
貝は貝剥きで殻を外され貝柱と真珠が入っている身の部分に分けられます。
しっかりとした貝柱はこの時期だけのごちそうです
身の部分からは一つ一つ手で真珠を取り出します。
取り出された真珠は洗浄され選別へと進みます。
浜揚げ作業は約1週間で終わりますが洗浄 選別とまだまだ商品になるまでには手間と時間がかかるのです。
真珠の養殖は天候、海の状態 貝の状態などの要素に大きく左右されてしまうとてもデリケートな作業なにです。
次回は浜揚げされた真珠の選別の様子をお伝えいたします。