壱岐桜 と 真珠の選別作業
今年も壱岐の桜が咲きました。
例年とおり半城湾を縁取るように咲く壱岐桜は圧巻で多くの観光客の方が年に一度の花景色を楽しんでいらっしゃいました。
上村真珠養殖場も4月にはすでに核入れ作業や貝掃除も始まり、新たな浜揚げに向けて動きだしています。
網やかごの修繕
核入れ前に貝に栓を挿す作業
核入れ作業
真珠の選別作業レポート
真珠は採れたらすぐネックレスとなるわけではありません。製品化するまでにはまだまだ多くの工程が必要となります。今回は浜揚げの後の選別作業についてレポートいたします。
浜で軽く洗われた真珠は室内に移され、細かいごみを取り除いた後に選別作業へと進みます。
浜揚げされた真珠は大きさ、形、色 などがまちまちなので基準に従い同じ品質の真珠に振り分けられます。
これを「選別」といいますがこの作業は地道な作業となりますがとても大切な工程です。
また100万個以上の真珠を一個一個、何度も見返す作業となりますので集中力と根気が必要です。
選別する基準によって選別方法が変わります。
まず商品として使える真珠か使えない真珠なのかを大雑把に分けていきます。
次に厳密に品質別に分けていきます。
選別された真珠は今度はフルイにかけられ大きさ別に分けられます。
いつ どれくらいの大きさの核を入れたのかわかるように管理しています。
この後真珠は福岡の本社へ送られさらに細かく選別され製品化されていくこととなります。
例年商品として出荷できるのは5月、6月になります。
次回は上村真珠のこだわりの貝作りの秘密に迫ります。