上村真珠では自社で養殖に使う母貝を作っています。
6月に入ると春先に受精させた母貝が小さいながらもしっかりと貝の形になります。
直径1.5~2cmに成長した貝は専用のカゴに入れられ海に出していきます。
この時の貝の数はまだ数千万貝ありますが最終的に養殖に使うのは選別に選別を重ねたごく一部となります。
これらの貝も実際に核入れするまでまだ2年かかります。
貝を専用のカゴに入れ海に出していきます
よく見ると貝がたくさんいるのが分かります
こちらは2年後の貝。いよいよこれから核入れをされます。核入れも前には「抑制」といって専用のカゴに貝を入れ、一旦貝に供給する酸素量を制限してにして麻酔をかけたような状態にします。この「抑制」は核入れとその後の真珠の出来具合に大きく影響するとても大切な作業となります。
これから核入れされる貝
小売店さま研修会
毎年6月は全国の和奏お取り扱いの小売店の方々参加いただき、壱岐の養殖場にて研修会を行っています。
今年も全国から多くの参加をいただき真珠作りの基礎から上村真珠の真珠作りに対する姿勢などについて上村興専務からお話しを聞きその後養殖工程の見学をしていただきました。
今年はタイミングよく梅雨の合間の晴れ間ものぞき、大きな問題もなく研修を終えることができました。
今年の懇親会
今年は初めて養殖場のスタッフと小売店様の交流の機会として懇親会を企画しました。上村真珠から近い太公坊さんという旅館でバーベキューを楽しみました。
養殖現場の思いを直接小売店さまに伝えたいという目論見だったのですが同じ真珠という商品を扱ってながら養殖場と小売店さまではまったく知識や認識の幅が違い、お互い知らないことも多く、刺激になったようです。
太公望さんのご厚意でアワビに岩カキにさざえなど普段食べられない新鮮な魚介類を出していただきました
バーベキューの料理も あわびありマグロのカマ焼きありと普段は決して食べることのできない豪華な品々に皆さんびっくりしていました。
壱岐産のマグロのカマ 壱岐のマグロはとても有名です
太公望さんのご厚意でアワビに岩カキにさざえなど
普段食べられない新鮮な魚介類を出していただきました
初めは初対面なのでぎこちなくスタートした宴席も時間がたつにつれ大いに盛り上がり、まだ明るかった日もどっぷりと暮れてしまいました。
上村真珠の若手の方に焼いていただきました